お子さんの問題行動は看過しないで

発達障害は出生時の脳の障害が原因で起こることがほぼ確実になってきました。それが原因でADHD・自閉症スペクトラム・学習障害などが個人差はあれども起こります。ある方は小さなお子さんの時から顕著になる、またある方は成人後の入社面接などで判明することもあります。遅かれ早かれどこかで障害が出てきて人間関係形成などに影響を及ぼす可能性が高くなっています。

その中でも親子間、夫婦間の関係が良くないご家族の方に、お子さんの学校での問題行動が起こしてしまう可能性が高いのではないかということが少しずつ分かってきました。中には正直なお母様は夫婦関係も微妙という話をして来る方もいます。自身でも個人的な付き合いのある発達障害・精神障害の方の知り合いに相談をしたところ、やはりその相関は大いにあるだろうという回答もいただいています。

こどもは大人の想像以上に敏感な生き物です。家庭内での問題を我慢してそれを学校で出してしまうお子さんがいても何ら不思議ではありません。それを学校もある程度は認識しているのではないかと思われますが、結果放置をしてしまい、結局子どもの問題ということで片づけてしまっているのではないかということです。とても深刻な問題ではないかと考えています。

これに関してもお母様・お父様を一概に責めることはできません。子どもを一生懸命育てようと両親で共働きをして頑張っている家族も多いです。また核家族化の進行で昔は一緒だったおばあちゃんやおじいちゃんが近くにいません。お父様は日々の仕事で疲れている、週末は育児をされている方もいるでしょう。お母様も仕事(パート)と家事と育児を頑張っている・・・。

みんなそれなりに頑張っている、だけどみんないっぱいいっぱい。それが実態かなという気がします。結局お子さん・お母様・お父様とも仕事や学校、そして家庭で逃げ場がない家族が多いのではないか・・・・。というところに達しました。そこからお子さんの問題行動が学校で出てしまって先生も困ってしまうということです。とても大変な状態の家族が多いのではないかと思われます。

やはりこれは家族での会話からスタートをしていく必要があるでしょう。最善はお父様とお母様が結婚当初に近い形の譲り合いと尊敬を持って付き合うことも大事なのかなという気がします。ただそれはどうしてもできない・もうお互いに気持ちが持たないというご夫婦の方も少なくないでしょう。

そこで近くにお住いの方はお子さんを週末だけでもおじいちゃん・おばあちゃんに預ける、またどうしても夫婦の溝が大きい場合には一時別居などの選択も考えるなどの逃げ道を持っても良いのかなという気がします。あまり離婚はできないとかの世間体に縛られて、肝心の夫婦関係、親子関係が壊れてしまっては元も子もありません。ドラマではありませんが「逃げるは恥だが役に立つ」ということも最近は必要なのかなという感じがしてなりません。

最も大事なことは夫婦関係、親子関係を最悪な形にしないことかなという気がします。家族間のDVや虐待などが学校でのいじめや問題行動はほほ確実にリンクするでしょう。

DVや虐待を避けるための別居や離婚も最後の手段に取っておいても良いのかなという気がしてなりません。DVや虐待が日常化している家族であれば、別居や離婚もお子さんにとっては最高の手ではありませんが、最悪の手でもないような気がします。

現在はストレス社会になって様々な生きづらさがあります。みんなの顔色を守ることも大事ですが、まずはご自身を追い込まない・守るという選択肢も重要なのではないでしょうか。支援を通してそれを痛切に感じています。昔とは違うのだから必要以上に我慢をしなくてもいいのではないか。結局その泥をかぶるのは小さなお子さんではないかと感じてしまいます。

このような問題になっているご家族の方、今一度みなさんで真剣に話し合っていただきたいです。